誰に、何を届ける?
子どもの「やってみたい」と、保護者の「ここなら相談できそう」を具体的に考える。
親子に教室の魅力を届ける、はじめてのSNS運用。
リサーチから投稿後の振り返りまで、一本の動画をつくる流れで学びます。
要点まとめ
01 / 27見る側から、届ける側へ。相談しながら運用を進められる状態を目指します。
子どもの「やってみたい」と、保護者の「ここなら相談できそう」を具体的に考える。
思いついた案を、フィードバックを受けられる形にして提出する。
投稿後に記録し、残すところと変えるところを一つずつ説明する。
今日の提出物:リサーチメモ、企画1案、台本、撮影カット、確認したいこと。

時間は提案です。企画と台本をつくり、短い撮影練習と分析演習を行います。完成動画の編集・公開は講義後のフィードバックにつなげます。
SNSの考え方
02 / 27相手が知りたいことを、知りたい順番で伝え、次の行動を助けます。
ゴールは会員数の増加。投稿の再生数は、そこへ進む途中の手がかりです。
知ってもらう役割
まだ教室を知らない人に、活動や人の魅力を届ける。
選んでもらう役割
名前を知った人が、内容や雰囲気を確かめられるようにする。
SNSの考え方
03 / 27親子に届くアカウントの中で、1本ごとの主な相手を決めます。
作品が動く瞬間、仲間とのやりとり、挑戦している様子。見たあとに親子で話したくなる画を選ぶ。
実際に何をするか、どんな人が関わるか、初めてでも相談できるか。確かめる材料を見せる。
例:作品を見せる → つくる手元を見せる → 講師の関わりを見せる。楽しさと安心の両方を、同じ素材から伝えられます。
小学生には保護者と一緒に見る想定です。13歳未満にアカウント作成を促しません。体験・入会相談は保護者を含めて教室の窓口へ。Metaの年齢要件
SNSの考え方
04 / 27この講義での使い分け案です。投稿形式だけで成果が決まるわけではありません。
| 役割 | BLUEBEESで見せること | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 興味を持ってもらう | 作品、会話、挑戦の一場面 | リールで動きや声を見せる |
| 理解・安心につなげる | 活動の流れ、講師、参加前の疑問 | リール・複数枚投稿で説明する |
| 次の行動を助ける | 体験の相談方法、案内先 | プロフィール・固定投稿・ハイライトで見つけやすくする |
| 関心を保ってもらう | その日の様子、追加のお知らせ | ストーリーズで知らせる |
企画の前に一言:「この投稿は、見た人に__してもらうための投稿です。」
準備と全体像
05 / 27気になった人が、迷わず内容を確認できるようにします。
料金・対象・開催条件は、教室側に確認した情報を使います。変わりやすい詳細はサイトで確かめられる形にします。
準備と全体像
06 / 27一つ前の作業で決めたことを、次の作業へ渡します。
参考と気づき
相手・目的・見せ場
言葉と映像の順番
必要な素材
伝わる動画
案内と公開確認
次に変えること
相談する場所:企画・台本ができたとき → 編集の初稿ができたとき → 投稿後に数字を見たとき。
リサーチ
07 / 27「同じ業種」「近い相手」「見せ方」の3方向から探します。
検索例:eスポーツ 教室/プログラミング 教室/マイクラ 教室。活動が何で伝わるかを見る。
検索例:名古屋 習い事/親子 体験。参加前にどんな疑問があるかを探す。
完成作品→制作過程、講師への質問、初めての体験など、撮れそうな構成を探す。
練習:それぞれ参考を1本選びます。URLと「どこを参考にするか」をセットで残しましょう。
リサーチ
08 / 27まず事実として見えたこと。そのあとに、自分の仮説を書きます。
| 見るところ | 観察すること | BLUEBEESへの置き換え例 |
|---|---|---|
| 手が止まった理由 | 冒頭の映像・言葉・音 | 作品の完成形を最初に見せる |
| 見続けた理由 | 説明の順番・変化・人の反応 | つくる手元と完成形を行き来する |
| 次にしたくなること | 投稿の最後・本文・プロフィール | 「クラブの内容はプロフィールのリンクへ」 |
借りるのは構成や観察の視点。映像・音声・文章・体験談は、自分たちの素材に置き換えます。
企画
09 / 27撮影に進む前に、何を見せるかを短くまとめます。
| 欄 | 記入例:デジタルクラブ |
|---|---|
| 誰に | ものづくりが好きな子と、その保護者 |
| 見た人にしてほしいこと | プロフィールからクラブの内容を見る |
| 答える疑問 | デジタルクラブでは何をつくるの? |
| 伝えること | 自分のアイデアを作品にする活動がある |
| 見せる証拠 | 公開できる作品、操作する手元、活動の場面 |
| 撮れる条件 | 作品の利用可否・出演可否・撮影できる活動を確認 |
「楽しそうな動画」から一歩進めて、何を映せば楽しさが伝わるかを書きます。
企画
10 / 27以下は企画候補。撮影できる内容を確認して選びます。
| 主な相手 | 企画候補 | 必要な素材 |
|---|---|---|
| 親子 | この教室では何をする? | 両クラブの実際の活動 |
| 子ども | この作品、どうやってつくった? | 公開できる作品と制作過程 |
| 子ども | チームで相談しているのはどんなこと? | 許可のある会話、作戦を考える場面 |
| 保護者 | 初めて参加したら、どんな流れ? | 当日の流れと担当者の確認 |
| 保護者 | 講師に、教室で大事にしていることを聞く | 本人の実際の回答 |
| 親子 | 体験について相談するには? | 現在のサイトと公式LINEの案内 |
最初は一つ選ぶ → 小木曽さんへ相談 → 台本へ。素材が足りない場合は、企画の段階で相談します。
台本
11 / 27話す言葉と、そのとき映すものを並べて書きます。
誰が、何に興味を持つ?
なぜ、その話をする?
何を見れば分かる?
次はどこを見ればよい?
1本に一つのメッセージ。冒頭で約束したことを本編で見せ、最後の案内を一つに絞ります。
「こんにちは。今日は教室の紹介です」よりも、見せたい作品や場面から始める案を考えてみましょう。
台本
12 / 27教材用の台本例です。出演者の発言や生徒の感想は創作しません。
| ブロック | 言葉の例 | 映すもの |
|---|---|---|
| 冒頭 | 「ゲームの世界、自分でもつくってみたい?」 | 公開できる作品・講師の実演作品 |
| 理由 | 「BLUE BEESのデジタルクラブは、つくる活動もあります」 | 画面を操作する手元 |
| 具体 | 「プログラミングや3D空間、CG制作に取り組みます」 | 今回紹介する活動を一つ選んだ実演 |
| 案内 | 「クラブの内容は、プロフィールのリンクから」 | 教室名と案内文 |
| ブロック | 言葉の例 | 映すもの |
|---|---|---|
| 冒頭 | 「一人で遊ぶときと、ここでは何が違う?」 | 許可のあるチームの活動風景 |
| 理由 | 「BLUE BEESでは、仲間と一緒に取り組みます」 | 作戦を相談する場面 |
| 具体 | 【実際のやりとり・講師の説明を収録して選ぶ】 | 相談する手元、プレイ後の振り返り |
| 案内 | 「活動の内容は、プロフィールのリンクから」 | 教室名と案内文 |
撮れていない場面を「あること」にして完成させない。撮影前の【確認欄】を残して相談します。
撮影
13 / 27台本を見て、説明に必要な画を先に決めます。
最初に見せたい画
どんな場所で行うか
具体的に何をするか
講師・仲間との場面
名前と次の行動
同じ場面でも「全体・近く・手元」を撮ると、編集で伝えやすくなります。縦動画を基本に、最初と最後を少し長めに残します。
撮影
14 / 27短い試し撮りを再生してから、本番へ進みます。
窓を背にして暗くなっていないか。画面が白く飛んでいないか。
話す人へ近づく。周りの声やBGMが大きい場合は、静かな場所で説明を録る。
子ども・講師の掲載可否、名前、画面内ID、通知、他の参加者を確認する。
2人で練習:撮る人と説明する人を交代し、「手元+一言」を撮る → 再生 → 一つ直して撮り直す。
撮影設定の出発点は縦・1080p・30fps。使える機材に合わせて調整します。撮影・公開の許可は教室側へ確認し、迷う素材は初稿に含める前に相談します。
編集
15 / 27使用アプリが違っても、基本の作業は共通です。
初稿の合格ライン:「誰向けで、何が分かり、次にどうすればいいか」が初めて見る相手に伝わること。
投稿と相談
16 / 27学生の案を小木曽さんが確認し、教室側が事実や掲載可否を確認します。
| 確認すること | 具体的に見る場所 |
|---|---|
| 内容が正しい | 活動名、講師の説明、開催条件。未確認の効果・成長・体験談が入っていないか。 |
| 公開できる | 出演・音声・作品・ゲーム画面・音源。許可の範囲が分からなければ教室側へ確認。 |
| スマホで伝わる | 字幕の読みやすさ、表紙の切れ、音量、誤字。 |
| 次へ進める | 投稿の案内 → プロフィール → サイト → LINEを実際にたどる。 |
公開担当を決め、確認済みの初稿を投稿します。初稿提出と公開完了は、別の状態として記録します。
投稿と相談
17 / 27「これでいいですか?」に、目的と迷っている点を添えます。
参考を探す、企画・台本を提案する、撮影・編集する、記録する。
骨子を示す、企画・台本・初稿へフィードバックする、改善の優先順位を一緒に決める。
活動の事実、撮影・掲載可否、体験・入会の相談対応、結果の記録を担当する。
一本ごとに主担当を決め、もう一人が確認。次の一本で交代し、両方の仕事を経験する。
【企画名】 【主な相手・投稿の目的】 【参考URLと参考にした点】 【台本/初稿・素材の場所】 【確認できていること】 【迷っていること・自分の案】 【いつまでに確認してほしいか】
インサイト
18 / 27講義では、学生が実際の画面を一緒に操作します。
まだ投稿がない・表示されない項目は「未計測/表示なし」。0とは書き分けます。
画面名・項目・提供条件は変わります。表示された項目の説明(ⓘ)を優先してください。当日の実画面で操作と定義を確認します。
インサイト
19 / 27見た回数・見たアカウント・反応・相談を区別します。
| 見る数字 | 読み取ること | 読み違えないこと |
|---|---|---|
| 閲覧・再生の回数 | コンテンツが見られた回数 | 同じ人の繰り返しが含まれ得る。人数とは別。 |
| リーチしたアカウント等 | 重複を除いた到達の広がり | 表示名や定義はアプリで確認。各投稿の合計は重複し得る。 |
| 平均視聴時間 | どのくらい見られたかの手がかり | 全員がその秒数で離脱した意味ではない。完視聴率とも別。 |
| 保存・シェア・コメント | 残したい、伝えたい、反応したい動き | コメントの内容も読む。入会数に置き換えない。 |
| プロフィール・リンクの反応 | もっと知ろうとした動き | 投稿単位と期間合計を混ぜない。LINE追加・相談とは別。 |
視聴時間の考え方:Meta公式の説明。細かな算出定義は現在の画面内説明を確認します。
分析
20 / 27一度の投稿で原因を断定せず、確かめるための変更を決めます。
| 見えた状況 | 考えられること | 次に試す例 |
|---|---|---|
| 見られるが、早く離れる | 冒頭と中身が合わない/見せ場が遅いかもしれない | 完成形を最初に見せる |
| 見られるが、詳しい情報へ進まない | 何の教室か・次の案内が伝わっていないかもしれない | 教室名と案内の一文を明確にする |
| サイトへ進むが、相談が少ない | 情報不足や日程・条件の不一致などがあるかもしれない | 教室側に実際の質問・見送り理由を聞く |
| 相談はあるが、体験につながらない | 返信・日程・対象・定員など、投稿以外の要因もあり得る | 窓口担当と、どこで止まったか確認する |
比較は、同じ形式・近いテーマ・同じ経過時間を基本に。初期は少数の投稿なので、傾向を探す段階です。
分析
21 / 27以下は既存教材の練習用データです。BLUEBEESの実績ではありません。
動画の目的は「保存」。説明を三つ入れており、視聴推移では説明の途中から離脱が増えていました。
次の判断として、どれがよさそう?
運用の記録
22 / 27役割の違う数字を混ぜないと、どこを改善するかが見えます。
企画ID、主な相手、目的、台本・素材・初稿の場所、担当、状態、次の作業。
企画IDと投稿URLでひもづける。長さ、閲覧、到達、反応、視聴時間と計測条件。
子ども単位の管理IDで、相談→体験予約→参加→入会を記録。検討中と見送りも残す。
最初に知ったきっかけ=Instagramなど。連絡方法=LINEなど。この二つは別の欄にします。
運用の記録
23 / 27「リンクが押された」と「相談が来た」を同じ数字にしません。
受付時に「どこで知りましたか?」を確認。分からなければ不明にします。
同じ子の再相談は同じ記録へ。兄弟の入会は子どもごとに分け、集計単位をそろえます。
相談があった時期と、体験・入会が起きた時期を分けて記録します。
同じ相談グループの進み具合と、当月の入会件数を分けて見ます。
「Instagramを見た」は本人申告の経路です。SNSだけの効果を完全に証明する数字ではありません。
サイト担当と、Instagramからの訪問、LINEボタンのクリックを記録する方法を相談します。目印つきリンクだけでは入会まで自動追跡できません。設定と実際の計測が必要です。
運用の記録
24 / 27数字が少ない時期は、率と件数を一緒に見ます。
未入力は未計測。分母0では計算しません。保存数が到達アカウント数を超えたら、期間・単位・転記を確認します。
体験後の入会率を見る場合も、「同じ体験参加者のうち何人が入会したか」で計算します。別の月の参加数と入会数を、そのまま割らないようにします。
実践と次の一手
25 / 27正解探しよりも、理由のある案を一つ持っていきます。
実践と次の一手
26 / 27投稿・記録・フィードバックを、小さく一周させます。
例として投稿7日後に確認。比較するときは経過時間をそろえる。早い段階の反応も必要に応じて別に残す。
目的に合う数字と反応を見て、次の変更を一つ選ぶ。
一本にかかった時間を記録し、撮影機会と確認に必要な時間から次の本数を決める。
追加回を設けるなら、学生が作った初稿を見ながら編集し、その後に実際のインサイトで振り返ります。
実践と次の一手
27 / 27この3つを持ち帰ってください。
最初の一本で全部を完璧にする必要はありません。相談できる案と記録を残し、フィードバックを次に使いましょう。
入力内容は、このブラウザ内に保存します。共同編集ではありません。提出用テキストを保存して、いつもの相談先へ共有してください。子どもの氏名・連絡先は書きません。
入力を始めると保存状態を表示します。
「投影表示へ」で一画面ずつ進めます。左右キーでも操作できます。Escで読み返し表示へ戻ります。スマホでは読み返し表示を使ってください。
ワーク・回答例・計算は読み返し表示でも使えます。印刷時は全章を表示します。
クラブの説明は紹介サイトと本人の指定をもとにしています。企画・台本・運用の分担は、この講義用の提案です。
演習データは架空。イラストは説明用です。実際の会員数・投稿成果・教育効果を示すものではありません。
既存のSNS教育資料と運用シートから、リサーチ・制作・振り返りの方法を再構成しています。他社の実績や個人情報は収録していません。